2022年が始まりました。年始早々からコロナがまた増加していって、おおたまむらも緊張感が強まっているこのごろです。
去年からですが、今年度はとても寒いです。私自身大玉村で過ごす初めての冬なので、比較はできないですが、暖房に頼る日々を過ごしています。
目次
1 森の民話茶屋②
2 おおたまさんぽ⑥
3 サイの神
4 地域で楽しく過ごすためのゼミ
5 おまけ「 雪だるま 」
1 森の民話茶屋②
先月から引き続き、森の民話茶屋の料理レシピ集作成に向けて、聞き込みをしてきました。
料理を作られてきた後藤さん、福内さん、鈴木さん、渡辺さんにお聞きしました。お時間取っていただきまして、ありがとうございました。
先月福内さんと鈴木さんにお聞きし、今月は後藤さんと渡辺さんにお聞きししました。
計16種類のお品を聞いてきましたが、その手の込みようには驚きました。
しかもその料理が民話を聞きながら1000円で提供されていたのはもっと驚きでした。
ちなみに、先月からお聞きしてきた16種類のお品は
・凍み大根
・そば豆腐
・豆味噌
・酢の物
・素揚げ(南瓜等)
・奈良漬
・デザート(ミニトマトやリンゴ、イチゴのゼリー)
・サラダ
・おひたし
・花豆
・いか人参
・お煮しめ
・おにぎり
・ずんだのぼたもち
・あずきのぼたもち
ずんだは秋以降だったり、おひたしも季節によって野菜が変わったりなど変化はしますが、基本営業中はこのラインナップで提供されてきたそうです。
現在、これまでお聞きしてきた内容をまとめています。
また3月には料理の様子の撮影も行います。
どんな形でまとめていくのが最適なのかはまだわかりませんが、多く方々に大玉村のお母さん方が作る料理を発信していけたらと思っています。
今後イベントを企画しているので、みなさんにも食べてもらえる機会が訪れると思います。
その際はぜひ足をお運び頂けたらと思います。
よろしくお願いします!
2 おおたまさんぽ⑥
年始から降り続いた雪はなくなりそうになっては、また降ってを繰り返していますね。
私の家の前は常に日陰なので、カチカチに固まって気を付けてないと転んでしまいます。(一度転びました…)
そんな雪景色となった今年の大玉村を俯瞰的に見ようと名倉山に登ってきました。
これまで夏と秋に一度ずつ名倉山に登ってきたのですが、雪の山登りはまた違いますね。
普段より足の負担も大きいですし、転ばないようどこに足をつけばいいかとか考えることも多かったです。
あともう一つ、これまでと違ったのは車で行くときに停める駐車場までたどりつけなかったことでした。
朝まで雪が降っていたので、それもあってかもしれないですが、途中から登れなくなり、バックで下山しました…笑
みなさんはあまり無理せず、邪魔にならない路肩、もしくは遠いですがポケットパークに駐車することをおすすめします。
登り始める前に時間がかかってしまいましたが、真っ白な地面と寒さに耐える木々を見ながら30分程度歩いて頂上に着くと、きれいな大玉村の風景を拝むことができました。
ただ昼には晴れて見えていた安達太良山は雪が降っている様子で残念ながら見えませんでした…
大玉村の風景で大きな特徴はいぐねのある風景だと思います。
たんぼは雪が積もり、真っ白になり、その中でポツンと目立つのはいぐねの木々たちです。
街中を見てみても家の屋根には雪が積もっているので、やはり目立つのはいぐねの木々たちです。
真っ白な世界にいぐねが島のように浮かんでいるように見えます。
いくらでも見ていたい風景です。
後日、二本松の方に東山魁夷の絵みたいだと写真を褒めていただいたのはおこがましいですが、嬉しく思いました。
みなさんも雪道で大変ではありますが、雪のおおたまさんぽをしてみてはいかがでしょうか。
いつもと違った大玉村が見えるかもしれません。
3 サイの神
サイの神、別名どんど焼きは竹や木を紐でくぐりつけて作った小屋のようなものを炊き上げる正月の行事です。
燃やすものとしては他に神棚に飾ったしめ縄や飾りなども一緒に炊き上げます。
一般的には1月15日に行うのが多いようですが、大玉村では1月7日に行いました。
サイの神については他のページで様子を述べたので、ここでは私が感じたことを中心に書こうと思います。
まず、私が感じたのが地域のコミュニティとして年始の挨拶にもなるこの行事はとても良い文化だということです。
私がこれまで住んでいた地域ではこういった地域の人と会って何かするといったことがありませんでした。
小学生の時は集団登校をしていたこともあり、その班で夏に花火をすることもありましたが、小学校を卒業後はなくなりました。
震災後は中止になり、それを機にサイの神を行う地区も少なくなったと聞きました。
基本的にサイの神を行うのは広さも必要なため、たんぼの上で行います。燃やす竹や木々によってもたらす影響を危惧したためです。
これまで続けられてきた行事も震災や後継者の減少など、何かのきっかけでなくなってしまいます。
四季を強く感じる大玉村だからこそこのような行事が行われてきたと思いますし、続いていければと思います。
地域コミュニティとなっている反面、移住者にとってはそういった既存のコミュニティに入っていくのは難しいです。
そもそも移住者がコミュニティを欲しているとも限りませんが、地域に入っていける隙間があるかないかは大きな差だと思います。
地域おこし協力隊として活動している私は地域の方々も役場の一職員として認知していただいているので、地域に入っていきやすい部分もあるので、私が地域の方々と移住者の間に入って何かできないだろうか。
そんなことを燃え上がる火を思い出して考えています。
4 地域で楽しく過ごすためのゼミ
今月の「地域で楽しく過ごすためのゼミ」はLIFULL HOME’S総研が発行している『地方創生のファクターX』という本でした。
地方創生をテーマに掲げているこのゼミにとって、有意義な内容の本でした。
端的に内容を紹介すると地方移住に必要なのは収入でも幸福度でもなく、地域の寛容さが大きなカギとなっているということでした。
この答えを導くためにLIFULL HOME’Sさんが全国で統計とり、確かなデータを元に導きだしたものです。
統計も各都道府県ごとに細かく分析されているのでそのデータを見るだけでも面白いです。
詳しい内容は「地域で楽しく過ごすためのゼミ」のnoteに要約が記載されているのでご覧ください。
また、この『地方創生のファクターX』はネットからダウンロード可能で、本も取り寄せれば無料で送っていただけます。
なかなかこのようなことをしている企業さんも少ないので、興味深いです。
せっかく無料で公開されているので、福島県や自身の地元などをデータを見て、どうすれば地方創成に近づけるのか考えていきましょう。
5 おまけ「 雪だるま 」
今月のおまけは「雪だるま」にしました。
大玉村はあまり雪が降らないと聞いていましたが、今年はたくさんの雪が降っています。
雪がたくさんあるので、雪で何か作ろうと思ったのが始まりでした。
せっかくなら大玉村のマスコットキャラクターであるたまちゃんを作ることにしました。
雪だるまをつくるのって意外と大変なんですね。
運動不足の私にとっては中腰で雪を転がすのは疲れました…(笑)
雪だるまを作るのは小学生以来だと思いますが、大人になって真面目に作るとこだわりだったり、こうすればきれいにいくとか考えながら作れました。
小学生ほどキラキラした目で雪だるまを作っていたわけではありませんが、子供のころにやっていた遊びを今やってみるのも新しい発見があって面白いです。
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