黄金に色づいた稲も大部分は狩りも終わりを迎え、大玉村の風景はがらっと変わったように感じます。また、寒さも強くなり冬への衣替えもしました。東京で暮らしていたよりも季節の変化を強く感じた10月でした。
目次
1 ペルー国旗贈呈式
2 おおたま「たんぼ」マップ
3 おおたまさんぽ③
4 地域で楽しく過ごすためのゼミ
5 おまけ「マルシェ」
1 ペルー国旗贈呈式
10/20に大玉村役場でペルー代理大使をお招きし、オリパラで使用されたペルー国旗が贈呈されました。
贈呈された経緯としては大玉村とペルーのマチュピチュ村が友好姉妹都市協定を結んでいることに由来し、東京2020オリンピック・パラリンピックで大玉村がホストタウンを務めたことでした。
実際にホストタウンとして、ペルーの選手を大玉村にお招きすることはコロナ禍の中、実現することはかないませんでした。しかし、これまでの大玉村の活動を鑑みて、国旗贈呈となったそうです。
私は大玉村に来てから国際交流の場に関わる機会が増えました。その中で国際交流の難しさも聞くことが多いのも確かです。
ただ、村内の子ども達にとって大玉村にとどまらず他国のことを考え、交流できる場があることは将来の幅を広げることに大きく影響を与えることだと思います。
国旗贈呈式の様子は大玉村公式YouTubeサイトにてアップされているので興味ある方はご覧ください。
2 おおたま「たんぼ」マップ
おおたまマップの第二弾としておおたま「たんぼ」マップを作成しました。
たんぼマップを作成した経緯としては、今日たんぼの耕作放棄地の増加が懸念されており、現在田んぼがどれほど存在しているのかを可視化しようと思ったからです。
大玉村の風景は遠くから見守っているような安達太良山の麓に広がる田んぼといぐねのある家屋です。県内を少しずつではありますが、訪れていて、この風景は他にはない特徴的な風景であることに実感しています。
ただ、この風景も永遠ではないので守っていかなければなくなってしまいます。田んぼであった場所が切り売りされ、宅地化する傾向もあります。変化していくことが悪い事ではありませんが、これまで大切にしてきたものが何であって、残していかなければならないものが何であるのかを考え、発信できればと思います。
3 おおたまさんぽ③
10月4日に名倉山に登り、黄金色に染まった大玉村の風景を眺めていました。以前登ったのはまだ稲が青々とした8月の風景だったので、その大きな変化には驚きました。
稲刈りが終わったたんぼも多くなった10月の中頃からは、籾殻を焼き、モクモクと煙が立ち上る様子もよく見かけるようになりました。
かつて旅行先で嗅いでいた匂いが普段よく嗅ぐ匂いになったというのも趣を感じています。
4 地域で楽しく過ごすためのゼミ
おおたま温泉の学校で行われている「地域で楽しく過ごすためのゼミ」に初めて参加をしました。
こちらは大玉村地域おこし協力隊の渡辺さんが企画している活動で、コロナ禍の中休止していたため約半年ぶりの開催となりました。
この通称「ゼミ」と呼ばれるこの企画は
「勉強をする機会」
「考え方や知識を共有できる人」
「異質なモノとの遭遇」
といった主旨を持って始められました。
そして、大枠として「地域創生」を多角的にみようとしています。
今回の選定本は「想像の共同体」、ナショナリズムについてでした。
ナショナリズムという言葉に対するイメージというのは私にとって第二次世界大戦の際、国のために戦うといった忠誠心・愛国心のようなネガティブな印象を持っていました。
この本ではそういったネガティブなモノ、ポジティブなモノといったレッテルを排除し、ナショナリズムの形成過程やその背景などを欧米を中心に分析していたように思います。
このナショナリズムについて述べるのここでとめておきますが、ナショナリズムと地域創生という一見関係を持たないような考えから、また地域を考える。それがこのゼミの魅力であると思います。
次回は私が担当し、ハンナ・アーレントの「活動的生」について、ゼミを開催する予定です。宜しければご参加お待ちしております。
11月22日(月)19時より2時間程度、金銭閣で行います。
ゼミの詳細はFacebookにて更新しています。
これまでのゼミの内容はnoteにまとまっています。
5 おまけ「マルシェ」
今月は県内多くの地域でマルシェにいっていました。
その中で私が訪れたマルシェで感じたことについて書いていこうと思います。
マルシェと言っても様々なマルシェがあります。料理や、手作り小物、本などなど。ただ、共通していることとしてはお店をやられている人同士楽しそうにしていることです。
普段からお店をやられている人もいれば、マルシェの時だけお店を出す人もいるかと思います。
そういった人達が一つの場所に集まって、商いを行う。
その場所というのも原っぱであったり、駐車場であったり、日常の使われ方とは違った場所がマルシェによって、賑やかになります。
また、これらのマルシェは儲けようというような欲を感じません。それより、そのひとときを楽しんでいるように感じます。
そういった雰囲気は訪れた方々も楽しめたり、元気をもらえます。
マルシェの魅力はここにあると思います。
商いはお金とモノの交換によって成立しますが、その商いを楽しむには人と人の関係を大事にすることから始まります。
マルシェに足を運び、地元の人と顔を合わせながら買い物を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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