2021年9月6日にフォレストパークあだたらを見学させていただきました。
まず案内をして頂いた佐藤さんには深くお礼申し上げます。
率直な感想としてはとてもとても素晴らしい施設で感動しました!
私が建築学科卒業したこともあって、この施設を設計したトム・ヘネガン氏の建築である期待を事前にもっていたこともありましたが、佐藤さんがお話して頂いたこの施設に対する想い、森に感謝する想いが強く伝わってきたことに一番感動しました。
(余談ですが、トム・ヘネガンは東京芸大で教鞭をとられ、定年退職した後、現在は芝浦工大の教授をやられています。私の友人の師でもある方です。)
現在コロナ禍であることもあり、野外のアクティビティの注目されていること、YouTubeやSNSでキャンプの知識がすぐに手に入ることもキャンプブームの再来に大きく影響しています。
そんなキャンプブームの中、フォレストパークあだたらは。周辺の視線をあまり気にしなくてもいい個別サイトやキャンピングカーでもゆったりとできるキャラバンサイト、大勢の利用もしやすいグループサイト、初心者にも優しいコテージやトレーラーもあり多くのニーズに答えられるオートキャンプ場です。
5人用コテージ コテージ内リビング
ただ、ここのオートキャンプ場はキャンプを楽しむことはもちろんですが、施設のコンセプトは「森林との共生」です。
森林に遊びにくることで多くの学びをする。
その森林に魅力を感じていただけたら森林で働いてみようか、森林を守りつつ、暮らしてみようかなど。
ここに訪れる人少しでも森林に関心を持てるきっかけを作ることがフォレストパークあだたらの考えるコンセプトであるのです。キャンプを通すことで「森林との共生」を実現しようとしています。
その「森林との共生」のためには森林とのお約束があると言います。
これは他のオートキャンプ場より制限が厳しいようです。例えば、オートキャンプ場の道には街灯や側溝がなかったり、建物の塗料は植物性の塗料を使用する、キャンプファイヤーの直火の禁止などなど。
一番私が関心を持ったのはゴミのお話でした。
ここのゴミの分別はとても多いんです。ビンは色別に分け、可燃ごみもたい肥になるかならないかなど、普段の生活の時以上にゴミについて考えなければなりません。
フォレストパークあだたらには「ゴミウォッチング」という考え方があります。これはたい肥になるのか資源化できるのかなど、ゴミを見て分別することで環境について考えるきっかけになります。
また、オートキャンプ場の一人当たり平均一日ゴミの量は2㌔ほどだそうですが、平成10年に開始したこの施設の初年度ゴミの量は1㌔を割っていたそうです。その後5年の間も減少傾向にあり、5年目には600㌘台まで減少したそうです。これは施設の頑張りが利用者に届き、ゴミに対する意識が根付いたことが言えます。
このように森林とのお約束は利用者にとって面倒に思うことが多々あると思いますが、森林を使わせていただいている身として、そこにもともと存在している生態系を壊してはいけない。森林をともに育てていける施設が「フォレストパークあだたら」であると今回の施設見学で理解しました。
日頃から子供向けのイベントや大人も参加できるイベントなど多くやっていて、イベントによっては応募をかけてすぐに予約がうまってしまうほど人気なものもあるそうです。現在、コロナ禍であるので、施設利用も一部休止しているところもありますが、あだたらの自然を体験しに「フォレストパークあだたら」にぜひ行ってみてください。
また私もキャンプ場を利用しに行こうとおもいます。
ps.温泉について記載しませんでしたが、とてもいい温泉です!驚いたのですが、お湯を揉んでいるととろみが出てきます。また森林に囲まれた中で湯冷めがしにくく、体の芯までポカポカになれるのも大きな魅力の一つです!
フォレストパークあだたらのホームページは下記のリンクから↓
さわらん
大玉村といえば、やはりフォレストパークあだたらなんですね。
とても大きな場所なので、1日で回るのは大変ですよね。
昔からあるユースキャンプ場エリアも自然がたくさんで素敵ですよ(^_−)−☆
村はフォレストパークあだたらと一緒に何かをする…交流することが少ないので、アイディア次第で楽しいことができると思いま〜す✨