

第1回目は、蕎麦を栽培している
鈴木正雄さん(写真左)を取材!
大玉村の冬の風物詩、
お滝晒しそば祭りの裏側も紹介。
担当:紫雲(写真右)
農業を始めて・・・
今回取材させていただいた鈴木さんは、なんと農家歴65年の大ベテラン!
農業を始めた当時は「牛耕」と言う方法で田んぼを耕していたそう。
蕎麦栽培やそば打ちだけでなく、大工など何でもできる方で、
蕎麦の実を乾燥させる機械も鈴木さんの自作と聞いて驚きました。
どうして蕎麦栽培?

当時進められていた減反政策(生産過剰のコメ生産量を消費量に合わせて米価を維持し、コメ生産による赤字発生を抑制させる農業政策)の影響がきっかけとなったそう。
田んぼでも栽培でき、水稲より手がかからないという理由で、30年ほど前から蕎麦の栽培を始めたのだとか。
当初は5反歩ほどだった栽培面積が、現在は1町5反歩まで拡大。なんと約30%もの面積拡大!
蕎麦は湿害に弱く、排水性が悪いと収穫や品質が低下してしまうため
その管理にはとても気をつかうそうです。
お滝晒しそばの会
鈴木さんが栽培した蕎麦は、3月に開催された「お滝晒しそば祭り」で使用されました。鈴木さんはその行事を主催する「お滝晒しそばの会」副会長を務めています。鈴木さん含む会のそば打ち名人の皆さんの打ち立て蕎麦が振舞われ、多くの方が舌鼓を打ちました。

大玉村地域おこし協力隊の飛田・紫雲は今回のお滝晒しに参加しました。
今年は大雪の影響で蕎麦の実引き上げまでの道中、腰より上まで雪が積もり、大ベテランのおじ様方も「こんなに大変だった滝晒しはねかったな~」と言うほどでした。
取材をしてみて・・・
今回鈴木さんには、大玉村のそばについてこの記事には書ききれないほど多くのことを教えていただきました。
30年以上前から始まった大玉村での蕎麦栽培や、そこから生まれた行事について知ると、感慨深いものがあります。来年も行くぞ滝晒し!
協力隊ページは偶数月の「広報おおたま」に掲載。
次回は6月号です。お楽しみに!
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